保険サービスシステム株式会社、保険サービスシステム社会保険労務士法人

03-3591-1515

(大阪)06-6456-0157(名古屋)052-219-2333

第03回 労働時間の管理

物流weekly 2010年連載特集「経営者への応援歌」(全10回)

≪前の記事  |  目次  |  次の記事≫

(2010.07.12号)

労働時間の管理

皆様の会社で、こういうケースはないでしょうか。 
当社は9時から17時半までが、就業規則で定めている就業時間です。しかし、会社で命令してないのに早くから出社し、8時に会社に着けば、すぐタイムカードを打つ社員もいます。仕事は9時からしか始まりません。また、仕事が終わっても、ダラダラして結果的にタイムカードを打つのが18時半だとしましょう。
皆さんは、何時から何時までが労働時間だと考えますか。

経営者側は9時から17時30分までと考えますが、第三者はタイムカードを見て、8時から18時半までというでしょう。
この問題解決には、会社の労働時間管理の取り決めが大切で、「始業時刻とは、始業準備を整えた上で実作業を開始する時刻を言い、終業時刻とは、実作業を終了する時刻を言います」と就業規則に明記します。
つまり、9時から17時半までが会社側が認めた労働時間で、9時以前と17時半以降は労働時間と認めないと明記するのです。 「8時にタイムカードを打つ場合は、会社側が残業命令を出したときだけ」と説明し、終わりのときも「もう作業が終わったので残業命令は出しません」とハッキリさせるべきです。

経営者の中には「タイムカードを打たせると、労働時間が全部分かってしまうのでやっていない」と話す方もいますが、これは全くの誤解です。
会社から残業代を引き出そうと考えたら、客観的な事実を積み重ねます。
例えば、会社側が時間管理をしていないことをいいことに、自分勝手な時間管理をして「私は残業手当をもらっていません」と第三者に申告したときに、どちらの言い分に信ぴょう性があるでしょうか? 
片方は証拠書類がなく、片方は客観的な書類がある。答えは明白ですね。

会社側は労働時間を管理しない方がいいという迷信が通っていますが、きちんと管理することが会社を守るポイントになります。

(つづく)

このサービスのお問合せ東京:03-3591-1515 大阪:06-6456-0157

物流weekly連載 中小企業の目線から「経営者への応援歌」

【執筆者】
保険サービスシステム株式会社 部長
保険サービスシステム社会保険労務士法人 代表社員

特定社会保険労務士  馬場 栄 (ばば さかえ)

馬場 栄

年間約300社の経営者の相談・アドバイスを行っている。「労務リスクをなくし、中小企業を守る」を使命とし、その経営者側に立つスタンスが高い評価を得ている。

ページの先頭へ

 
©2017 Hoken Service System Co., Ltd. All Rights Reserved.